発毛しているのに薄毛になっている
毛が薄くなるのが発毛しなくなっていることを言うなら、発毛させるケアが薄毛には必要です。
実際は、薄毛とは毛が段々と成長しなくなっていく状態なのだから、発毛させることは無理な効果や作用を頭皮や毛根・毛細血管に与える結果になります。
毛が成長しなくなるとはどういう事か
毛が成長しなくなるとは、生え替わってくる毛が段々と細くなってきたり、段々と成長期(寿命)が短くなることを言います。
結果頭皮の表面に出ている本数を維持できなくなるのです。だから、発毛しているのに薄毛なのだと言うことを理解して下さい。
毛が成長しなくなる状態が進行していくと、最終的に毛穴だけの状態になります。この段階になって発毛しても、毛は元のレベルにほぼ戻らないのです。
毛穴だけになると難しい
発毛するには毛穴が存在していることが絶対条件ですが、何年もの間毛穴だけの状態が続いている時は、発毛しても産毛程度の毛しか発毛しないので薄毛を改善することは非常に難しいと言えます。
毛の生えてない毛穴に発毛して戻るのが難しいのは、毛には回復できる境界線があると言うことです。
境界線を超えている毛が元のレベルの毛に戻る確率は極端に落ちるのです。元の毛に戻るには最低でも5~6センチくらいは成長して欲しいところです。
休止期の毛はどうなのか?
毛の生えていない毛穴を見て、それが休止期に入っているだけ毛なのか?何年も毛の生えていない毛穴なのか判断がつかないと思います。
休止期に入っている毛穴なら、発毛させなくても血流が正常に戻れば毛は戻ってきます。
発毛しなくなるのは円形脱毛症やびまん性脱毛症
全く毛が生えなくなる=発毛しなくなるのは、円形脱毛症やびまん性脱毛症の場合に限られます。
こんな場合には、発毛させるケアが効果が出る場合があります。
根本的な養生法に注意していないと再発を繰り返すことになり、最悪全頭脱毛になってしまうこともありますから、安易に考えているととても恐ろしいのです。
発毛させて薄毛を解消したい!!
毎日ご相談を受けていると、抜け毛のことだけでなく「発毛させたい」と言うご相談もよく受けます。
こんなご相談者には、「発毛しても薄毛は解消しませんよ。それより生まれ替わってくる毛が本来のレベルに回復するように、心身と頭皮を再構築して基礎体力をつけましょう」とご助言しています
発毛させて頭皮や毛根に負担を与えるより、ちゃんと本来の毛に成長していく毛が増える方が薄毛を治せる確実性が高いからです。
発毛させたい人の特徴
「発毛させたら毛が増える」と思っていらっしゃる人のご相談内容を見ていると、以下のような特徴があります。
- 毛が生えていないと思っている。
- その為、育毛剤の作用に頼る方法を次から次にと繰り返している
- その為、頭皮に異常がある場合が多い。
- 頭皮が硬く張っている、赤くなっている、吹き出物がある等々
- かなり内部では進行していて、毛を作り育てる組織が緊張して動かなくなっていることが多いので、非常に時間のかかるタイプであることが多いし、最初の頃は苦労するタイプでもある。
頭皮を駄目にしてしまうのが、発毛のケアです。