薄毛を発毛で治すのは毛を無くす確率が高まる
薄毛が進行していくのは、頭皮や心身に余裕がなくなり血行が悪くなっていくからです。頭皮や心身に余裕がなくなり血行が悪くなるから、細い毛・成長期(寿命)の短い毛しか育たなくなり、透け具合が広がり毛の本数自体が減っていくのです。
ただ、薄くなっている頭部を見ると「発毛すれば何とかなる」と誰でも考えがちです。
その時に「発毛させれば毛が増える」と考えるのは、ちゃんとした本来の太さで成長する毛が生えてくると言う前提条件があってのものです。その条件が整っていれば、発毛させれば毛が増える可能性は高まります。
が、その前提条件が整っていないから薄毛になっているのですから、発毛させても毛は増えないのです。
産毛や弱々しい細い毛しか育たない
頭皮や心身に余裕がなくなり血行が悪くなって本来の毛が生育しない状態なのですから、発毛させても「弱々しい毛」や「細くて短くしか育たない毛」しか生育してこないのです。
寝込んでいる病人に無理をさせている
さらに、弱っている頭皮への発毛のケアは、寝込んでいる病人に無理やり運動させるのに似ているので、病気をこじらせるのと同じように、頭皮をこじらせてしまう可能性の方が高いのです。
可能性と表現しているのはは、頭皮に力の残っている場合や元来毛を育てる力の強い人の場合だと、効果として出る場合があるからです。
育毛剤の効果に頼る限界、頭皮を駄目にしてしまう
- 「今生えている毛を抜けなくして、次の毛を太く育てる育毛剤」と言う歌い文句の育毛剤を使った人もいるかと思います。育毛剤にはこのような作用はないので、ほとんど効果を感じることなく止めてしまった人も多いと思います。
- 発毛率80%と言うミノキシジル系の育毛剤を使っている人も多いです。最初は効果があって良くても、その効果が続かなくなり、せっかく生えた毛も抜けてしまったはずです。実際相談室で温浴をするだけで大量の抜け毛(200本以上)があり、途中で怖くなったような方もいます。がそればかりか頭皮に異常をきたしている人が多いです。
- 毛穴の皮脂を取り除き、効果のある育毛剤を使っている人も多いです。最初の半年1年程度は高い効果を発揮しても後に続かないはずです。
立ち枯れた毛が増えてくる
育毛剤や発毛剤の作用や効果に頼る方法を続けていると、頭皮がさらに弱って血行が悪化していくので、生えている毛には成長しなくなった「立ち枯れた毛」が増えている場合が多いです。
こんな「立ち枯れた毛」は、緊張が解れたり・血行が良くなったり・シャンプーを替えたり・生活環境が変わったり・いつもやっているカラーをしたりすると、急激に抜けてしまい見た目には進行することが多いです。
発毛薬や発毛剤に頼る方法は後で苦労する
飲む薬や発毛剤に頼る方法では、たまたまその薬や発毛剤の支えで生えてきているだけです。
その支えは何年も続かないようなので、どこかで限界がきてその支えが無くなると一気に抜けてしまい、その後には、発毛すらしてこなくなってしまった人もいます。
発毛してくる毛が、本来のレベルの高い毛に生育するには、頭皮と心身に余裕があり頭皮に本来の血行が戻る必要があるのです。が、飲む薬や発毛剤に頼って生えてきた毛は、薬や発毛剤の支えがなくなると、心身・頭皮に血行が戻り始めると一気に抜けてしまう特徴があります。
どうしようもない頭皮にしないで!
どうしようにもできない頭皮・心身になってしまわない為にも、発毛効果ばかりを追い求めるのではなく、地道に心身と頭皮に基礎体力を回復することを続ける方が安全で確実性も高いと言うことを知って下さい。
いつの時代もあせるとろくなことがありません。