育毛の方針・方向性や育毛方法を間違っている
同じような育毛方法・同じような育毛の方針と方向性と薄毛対策を採ってこじらせている人が多い。
自分が薄毛だと気づいて、いろんな育毛の情報を集めて、効果的だと言われる育毛方法を採っている人は多いし、育毛サロンに通っている人も多い。だが、おかしな事に育毛相談で頂く内容を拝見していると、使う製品は違うが9割以上の人が同じようなことをして失敗しています。
ご相談者のデーターより
こんなことをしているから薄毛になる細毛になる。育毛に成功しない。
- 1.毛を生やそうとするから生え替わらなくなる
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むやみやたらと強い育毛剤を使えば良いと言うものではありません。
育毛剤で発毛させようとするのは、植物に化学肥料ばかりを与えているのに等しく、当然そればかりだと土地である頭皮や毛穴は痩せて衰えていきます。
「高い効果には必ず強い負担がついて回ります」=効果と副作用は正比例するものです。薄毛でお悩みの人の頭皮は、老化し衰えている為に強い負担に耐えられないのです。
最近はミノキシジル5%や12%等の濃度の濃い強い育毛剤を長期間使っていた為に、頭皮だけでなく毛までもおかしくなっている人が多くなっています。
「高い効果には必ず強い負担がついて回ります」=「効果と副作用は正比例する。」の良い例ですね。
効果ばかりを追い求めている間にどんどん毛の育たない頭皮になっていくのです。それよりも負担にならない程度のゆっくりとしたペースで段階的に心身と頭皮から血行を改善させる方が安全で効果的です。
- 2.今までしてきたことを棚上げにはできない
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育毛ケアを始めると、始めた時点から効果が見込めてそこから毛が回復してくると考えている人が多いです。が、そんなことはあり得ません。
なぜなら、ケア開始当初の6ヶ月くらいは、本来の髪の毛が育つ心身と頭皮のレベルではないからです。
例えば本来の髪の毛が育つレベルが+10とすると、薄毛の人の場合は-5とか-6のレベルであることが多いのです。
だから、最初の2ヶ月~6ヶ月間というのはこの「-」からの脱出期間ということになるので毛が増えたりすることはないのです。
ただし、今までしてきたことや使ってきたヘアケア製品、そして体質、要因が体の内部にあるかどうかにより大きく異なります。
過去の影響から脱出するには個人差が激しく、製品の使い方や育毛方法も違うのです。
- 3.成分的なことにこだわるからハゲル・薄くなる
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成分は、その含有量や他の成分との配合比率、成分そのもののグレードにより、大きくその作用や効果が違ってきます。
そんなことも分からないのに、素人的な判断で良いと言われる物を組み合わせても効果がでるはずがありません。
逆に悪影響を与えてダメージを大きく深くしていることがほとんどです。だから、薄毛人口が減らずに増加していると言えますね。
- 4.毛穴が、脂や汚れ・老廃物で詰まることはない
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今の日本人ほど綺麗に毎日シャンプーしている民族は世界にいません。過去の日本人にもいません。
しかも1980年代よりも前の日本人は洗髪は3日か1週間に1回だったし、チベットやモンゴルを始めとする世界には頭を洗わない民族がたくさんいますが、昔の日本人やそこの民族の人たちの毛穴が詰まっているなんて聞いたことがありません。
アメリカインディアンだってシャンプーや石鹸を使っていません。
昔の日本人や、その民族に特別薄毛やハゲの人たちが多いなんて聞いたことがないし、テレビでも見たことがありません。
毎日脱脂力の強い(洗い上がりがスッキリする)シャンプーで毎日洗っている今の日本人に脂や汚れで毛穴が詰まるなんてありえないのです。
でもそんな今の日本人に薄毛やハゲが多いし、脂性の人も多いのです。
- 5.抜け毛を減らそうとするのは、毛が育たなくすることに等しい。
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抜け毛が多いのは、まだ生え替わる力が残っている証拠です。
方針方向性・方法を間違わなければ時間がかかっても回復します。抜け毛が多い時にむやみやたらと抜け毛を減らそうとすると逆に進行します。
ただし、心身の血行が悪く頭皮や毛穴内部のやせ衰えがひどい場合や無理なダイエット等で体に問題がある場合には、中々抜け毛は通常には戻りません。
抜け毛が極端に少なくて薄くなっている人、細くなっている人は多いはず。