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育毛剤の効果の限界
いろんな育毛剤が発売されています。どの育毛剤の広告も効果がありそうな文言が記載されています。が、育毛剤の効果・作用に頼る方法には限界があるのです。
効果のある育毛剤を探すよりも、ご自身のタイプに適した育毛方法を知り、その方法の中で育毛剤を使うのか使わないのかを考慮する方が有利です。
育毛剤の効果では薄毛を治せない
育毛剤の効果や作用に頼る方法で、一時的に効果があっても薄毛・脱毛症を治した人がいないことを理解して欲しいのです。
また、毎年毎年いろんな育毛剤が発売されていると言うことは、育毛剤の効果では薄毛を治せないことの裏返しです。
育毛剤の効果で薄毛を治せない理由
- 発毛率80%とか90%と言っても産毛が生える確率や実験室や動物実験での確率である場合がほとんどで、実際の薄毛の頭皮で2年3年4年と長期間の治験で確認したものがないのです。
- 薄毛の人の頭皮は弱りすぎているか、炎症や浸潤等の異常があり、これらの異常は育毛剤の作用では悪化させることがあっても良くならないのです。
- 上記のような状態で効果の高い育毛剤を使うのは、作用が強過ぎて逆に薄毛を進行させるばかりか、その後のケアでの回復を困難にしています。
- これらのことから、薄毛の人の頭皮は育毛剤の効かない頭皮だと言えます。
- 薄毛を治したいなら、いきなり育毛剤の効果・作用に頼るのではなく、育毛剤の効く頭皮に回復させることが先決です。
- 育毛剤には強壮剤的な作用しかありません。強壮剤はいずれ効かなくなり、さらに強い強壮剤を飲まないと効かなくなるのと同じように、育毛剤の効果・作用だけに頼っていると効かなくなりさらに強い育毛剤が必要になり、最後には使えるものが無くなってしまいます。
- それよりも、常に育毛剤が効く(強壮剤が効く)ように、頭皮を元気に保つ(体を元気に保つ)ことが大切です。
いずれにしても、育毛相談室で拝見している限り、育毛剤の効果・作用に頼っている人の頭皮は痩せているか異常が多いです。
そして、頭皮を正常な状態に戻すのに苦労する場合が多いので、育毛剤の効果に頼る方法には注意が必要です。
薄毛と言うのは糖尿病のような慢性病に似ていますから、「洗って効果的な育毛剤をつける」等の対症療法的な方法では無理があると言うことです。
1年2年3年・・・5年と効果が持続しないと毛は回復してきません。育毛剤の効果・作用が、これだけの期間効き続けるとは思えないのです。
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