毛穴が皮脂で詰まっているといわれた
毛穴の拡大画面(マイクロスコープ)を見せられて、角質が毛穴を塞ぎ、皮脂がいっぱい詰まっているといわました。
それは異常ではなく、ほとんどのケースはそれが普通の状態です。
皮脂を過剰に掃除すると悪化する
男性型の薄毛・ハゲは男性ホルモンの影響により皮脂の分泌が活発になります。
が、未だかつて相談室にお越しになる男性で、男性ホルモンの影響で頭皮が脂ぎっている人にお目にかかったことがありません。
毛穴をマイクロスコープなどで200倍くらいに拡大して見せられると、たいていの人の毛穴には皮脂が浮いて見え、角質が毛穴を塞いで見えます。
こんなのを見せられると「なんてひどい」とあせってしまうはずです。
でも、これが普通なのであって、角質が見えるからとか、皮脂が多いから薄毛になるということはありません。
皮脂は毛の生育には必要
皮脂には毛の生育に必要な成分がたくさん含まれています。そして、皮脂は私たち人間の体を、乾燥や細菌の侵入から守る為にも分泌されています。
皮脂を取るから皮脂が増える
そんな役割のある皮脂を過剰に取り去っていると、「皮脂が不足した」という信号が皮脂腺に伝わり、皮脂腺は今までよりたくさん皮脂を分泌するようになります。
取ることが習慣になると皮脂腺は肥大してしまい、多量の皮脂を分泌するようになります。男性ホルモンの影響ではなく、皮脂を取る習慣で皮脂の分泌が増えている人が実に多いのです。
皮脂を取れば頭皮が綺麗になり弱っていく
本当に怖いのは皮脂を取り去るような洗い過ぎによって、「育毛に必要な成分」まで取り去られることです。頭皮や毛穴はきれいになるが、頭皮や毛は弱っている。という現象を起こしています。
皮脂腺学説
- 男性ホルモン→皮脂の分泌が多くなる
- 男性ホルモン→5α-リアダクターゼ2型→DHT→遺伝子→毛の老化
これを都合のいいように組み合わせて、「皮脂→毛の老化」としてしまったのです。だから「皮脂が多い、よく洗え」という育毛方法は間違っている事と毛の生育を悪くする欠点があることを知っておいてください。
どうすれば良いか
あなたのタイプ(個性・特質・生活環境)と症状に適した育毛方法・ケア方法が必要で、よく洗って皮脂や毛穴を掃除すれば毛が生えるというような単純なことではないのです。
- あなたのタイプを知り薄毛の原因と問題点を明らかにすることから始めてはいかがでしょうか?育毛のご相談はこちら