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抜け毛が減るのが良いことか?悪いことか?
毛が抜けることを嫌がる女性は多いです。それでは、抜け毛とは何のか?をご存じでしょうか?
抜け毛とは、その毛の成長期が終了した毛が抜けることです。1本の毛の成長期は生まれた時には決まっており、成長期が終わったら毛は抜けるものなのです。
正常な抜け毛とは
1本毛は図のように、正常に成長期を全うする場合には、次に生え替わる毛に押し出されるようにして抜けていきます。
薄毛でない正常な場合には、次に生え替わってくる毛も正常な成長期を全うして、やはり次ぎに生え替わる毛に押し出されるように抜けていくのです。
これが正常な毛の生え替わりです。
薄毛になる時は成長期が短くなる
薄毛になる時は、毛が細くなりますが、成長期も短くなっています。
極端な場合は抜け毛の中に先細りの毛の毛が増えてきますよね。先が細いと言うことは、カットしていない状態で抜けていると言えますから、10センチだと約10か月程度、5センチだと約5か月程度しか伸びずに抜けていることになります。
女性の毛の成長期は平均で5年~6年くらいなので、平均で60センチ~80センチくらいまでは伸びるのです。
成長期が短くなると、次の毛が毛穴内部に生まれる前に成長期を終えることになります。
刺さっているだけの毛が増えるから抜け毛が減る
成長期を終えた毛の毛根には血行が流れてきませんから、元気がなくなり・腰が無くなり、刺さっているだけの状態になります。
その為、刺さっているだけの毛が増えますから、薄毛になる前には毛に元気が無くなり抜け毛自体は減るようになるのです。
抜け毛が急増して薄毛発症
ところが、こんな時に髪の毛の調子が悪いからと、カラーをしたり・育毛剤を使ったり・シャンプーを変えたり・何らかの育毛方法に取り組んだりすると、環境に変化に反応して刺さっているだけだった毛は一気に抜け始めて、自然脱毛の抜け毛と合わさり抜け毛が急増するのです。
刺さっているだけの毛が抜けてしまった後に残った毛は、細くしか育たない毛や成長期が短くなっている毛ばかりになるので薄毛が発症するのですね。
その後は成長期が短くなった毛が増えてくるので、抜ける毛が減って生え替わる毛が減っていきます。
中には抜け毛が急増することなく、段々と生え替わる本数が減っていく場合もありますので、この進行パターンは特徴的な事例だと思って下さい。
抜ける本数と生え替わる本数は同じ
以上のことから、毛が抜けるのは次に生え替わる為に抜けるものなので、抜け毛が減ると次に生え替わってくる毛の本数が減ります。反対に抜け毛が増えると次に生え替わってくる本数が増えます。
薄毛になるかどうかは、抜け毛の増減ではなく次に生え替わってくる毛がどんな毛になるかで決まるのです。
- 次に生え替わってくる毛が、本来の毛の太さと成長期になら薄毛にならない
- 次に生え替わってくる毛が、本来の毛の太さと成長期に戻ると薄毛は治っていく
- 次に生え替わってくる毛が、本来の毛の太さよりも細くなると密度が広がりスカスカになってくる
- 次に生え替わってくる毛が、本来の毛の成長期よりも短くなってくると頭皮の表面に出ている毛の本数が減っていく
抜け毛の増減ではなく
上記の通り、頭皮の表面に出ている毛が多くなるとか少なくなるのは、どんな毛に生え替わっているかによってきまるのであって、抜け毛の増減は毛の多い少ないに関係していないのです。
図を見て頂ければ分かる通り、毛の太さと成長期が毛の多い少ないに関係しているのです。
これが分かれば、どんな育毛方法を採れば良いのか分かりますよね。「抜け毛が減った」と言う評判がどれだけ危険な効果であるかも理解できるでしょう。
だからこそ、あなたのタイプを知りあなたの薄毛の原因と問題点を明らかにして、あなたのタイプに合った育毛方法で原因と問題点の解決していくことが必要なんですね。
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